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お正月は1年で一番大切な祝日!


「もう、いくつ寝るとお正月♪」と昔から歌い継がれているお正月を心待ちする唱歌。日本人にとってお正月は1年で一番大切な祝日!家族を連れて故郷に戻り、親族が集まって年を越すという風習は今でも珍しくありません。ニャパンは日本人の超定番スタイル。今年の紅白の紅組勝利は腑に落ちないところではありますが(笑)。12月31日の夜に年越しそば(※1)を食べて、そのまま初詣(※2)へ。賑やかな集いの時間の中にも厳かなリセツトの時間でもあります。

正月の一番の楽しみはなんといってもご馳走三昧。伝統的なお正月料理といえば「お雑煮」(※3)と「おせち料理」(※4)。色とりどりの料理が並びます。元々は普段毎日料理をする女性達が正月だけは休めるように3日間保存可能な料理をいっぱいつくったのがはじまりなんそうです。それぞれの料理には意味がこめられていて、黒豆は厄除けと豆に働けるよう健康長寿を願って。数の子はニシンの魚卵の薄皮を取って汁に漬け込んだもの。数の子は卵の数が多いことと、ニシンは「二親」に通じているので、五穀豊穣と子孫繁栄を願っています。ニャパンは数の子が大好物で、これが日本酒に合うんです!田作り(ごまめ)はイワシの幼魚の佃煮で、こちらも五穀豊穣を願ったもの。たたきごぼう(酢ごぼう)は豊作と息災を願い、かまぼこは紅白二色のかまぼこを並べてお皿にもりますが、赤は魔除け白は清浄を意味しています。他にも、伊達巻、栗金団(くりきんとん)、煮もの、鰤や鯛や伊勢海老など縁起物の素材がズラリ。各地方に受け継がれた独特な味付けアレンジや独自の伝統料理はいっぱいあります。お雑煮も各地それぞれ特徴のある出汁と具材で、これについて話すだけでも1年かかるぐらいです。あれこれ食べているうちに、ぶくぶくと正月太り。これもいたしかたないことです。お腹いっぱいでごろごろしても、怒られないのもお正月の醍醐味。

1)年越しそば:12月31日「大晦日」に、縁起を担いで食べるお蕎麦のこと。

江戸時代に広まり定着した風習で由来については諸説ありますが、一般的に言われているのは、

・長く伸ばして細く切るお蕎麦は「細く長く」ということから「健康長寿」を願って。

・お蕎麦は、他の麺類と比べて切れやすいことから「1年の厄を切り捨てる」と願って。

2)初詣:大晦日〜元旦にかけ、新らしい年が明ける頃に神社で新年の幸せと健康を祈る風習が原型。現在は元旦に初詣をする人がとても多く有名な神社はとても混み合うため、2日や3日、もう少し遅い日にちに初詣に行く人もいます。

3)お雑煮:

お正月に食べる、お餅や野菜が入った汁物。地域により様々な種類があります。

味噌仕立てであったりすまし仕立てであったり。お餅は角餅を使うところ、丸餅を使うところがあり、また具材も地域や家庭によって様々。

4)お節料理:

お正月に食べる特別の料理。様々な種類の料理が美しく整えられ重箱に入れられます。詳細は本文参照。


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