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ただのスプーンじゃない!ロシア伝統楽器「ローシキ(Ложки)」はすごい

~Akadama Eventレポート~ 「みんなで歌おう!懐かしのロシア民謡」

2017年4月1日(土)14:00~ 札幌エルプラザ音楽スタジオ1

まだ雪が残る札幌が、まさにロシア民謡「カチューシャ」の歌い出しのように、りんごの花がほころびそうなうららかな晴天に恵まれた日。イベント会場にはロシア人留学生、女子高校生の合唱部員、青春時代に歌声喫茶に通っていた方など、老若男女が大集合してくれました。

オープニングは、講師を務めタチアナさんが「カチューシャ」を歌いながら登場!流暢な日本語で「ターニャと呼んでください。漢字で書くと田猫(にゃあ)です」とあいさつ。ターニャさんはロシアの音楽学校を卒業したプロの歌手で、日本に住んでもう15年。美しい歌声と共にエッセンスの効いたトークで、終始会場を盛り上げてくれました。

今回、みなさんにチャレンジしていただくローシキ(Ложки)は19世紀に生まれたもの。ロシアのお土産にもらったことがあるかもしれません。この木製のスプーンはカスタネットのように叩いて演奏する立派な打楽器。「ロシアでは音楽学校で本格的に学ぶほど。でも、今日はリラックスして挑戦してください!」とターニャさん。

参加者の手元にローシキが配られ、両手に1本ずつローシキを持ち、裏側を垂直に合わせたり、水平にスライドさせたりして音を出す方法を学びました。さらに2本のローシキを片手で持ち、手の平と膝に当てリズミカルにトントンと四拍子をとる技を、運動会でよく耳にするロシア民謡「行商人」のメロディに合わせて何度も練習。

「難しいーっ」「あれ、あれれ!?」とみなさん悪戦苦闘しつつ、徐々に要領をマスター。難易度の高い3本のローキシを操る演奏にも必死で挑み、ターニャさんも驚くほどの上達ぶりでした。

ローシキと格闘した後は、お待ちかねの歌声タイム。「カチューシャ」のサビ部分は「ヴィーハーヂラーナビリ カチューシャ(君なき里にも)ナーヴィ ソキ ビェリク ナクルトイ(春はしのびよりぬ)」とロシア語で歌うために、発音のポイントをターニャさんから指導を受け、全員で大きな声で気持ちよく歌いました。

休憩をはさんでの後半は、ターニャさんの大好きな「ともしび」をしっとりと独唱。しんみりと聞き惚れていたみなさんですが、ローキシが当たる抽選会で覚醒(笑)。

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運よく当たった5名は、賞品のローキシで今日の練習の成果をみんなの前で披露する義務が課せられました。フィナーレは全員で「ともしび」を熱唱。素晴らしい歌声がひとつになって、ニャパンも感動!

「期待以上に楽しかった」「家でも木製スプーンを使って練習します」「もっともっと、歌いたかった」と、さまざま感想をいただきました。参加者のみなさんが歌を通じて笑顔で交流を深めてくれたのが何よりうれしかったです。

今回は「NPO法人札幌ノボシビルスク協会」主催のイベントを、赤玉ジャパンが企画・制作させていただきました。気軽に国際交流&人間交流ができるあったかムードのイベントをこれからも企画していきますので、どうぞよろしくお願いします。


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